ジェンダーギャップを考えていくべき理由
ジェンダーギャップ・・・男女の違いにより生じる格差
▶これまで男性と女性の役割が社会通念として決まっていたが、様々な問題を引き起こしている
<参考>内閣府男女共同参画局「男性の性別役割分担に関する周囲の意識の検討」
日本におけるジェンダーギャップの現状
世界経済フォーラムが2022年に発表したジェンダー・ギャップ指数では、 日本の総合順位は146か国中116位と、先進国の中で最低レベル、アジア諸国の中で韓国や中国、 ASEAN諸国より低い結果となっています。
ジェンダーギャップが引き起こす具体的な問題とは?
①男性に偏りのある社会になる 企業や政治などの場において女性の割合が少なくなることで男性に偏った社会になってしまう
例)女性エンジニアの割合が少なくなることでプログラミング人口が足りなくなる
②経済的な損失が生じる 多様性が失われ、企業や社会のパフォーマンスが低下し、経済的な損失にも繋がってしまう
例)開発段階において多様な意見が反映されず、優れたプロダクトが生まれなくなる
③女性個人の生活にも悪影響をもたらす 教育や職場等での成長機会を制限されることで労働参加率や収入が低くなってしまう
例)デジタルスキル習得に伴う経済的安定性について知る機会が与えられない
<参考> ・朝日新聞「政治学の男性偏重あえて批判 東大准教授の疑問と反省」
・McKinsey & Company “Why diversity matters
ジェンダーギャップを埋めるためには、男女関係なく小さい頃からデジタル領域に触れておくことによって、「デジタル=男性」の偏見が薄まると考えられます。 そもそもなぜプログラミングが男性中心に学ばれ、女性に学ばれていないのでしょうか。
プログラミング学習におけるジェンダーギャップの原因
その1つにアンコンシャス・バイアスが考えられます。
💡アンコンシャス・バイアス・・・無意識のうちにおこるモノの見方や捉え方の偏り
▼プログラミングに近い理数系への偏見が最多となっています。
デジタル領域におけるジェンダーギャップの原因
例えば以下データを見ると学校のデジタル関連部活においてジェンダーバランスがとれておらず、女性の理数系能力への偏見から生じる、文理選択の偏りに原因があることがわかります。
<参考>経済産業省 「令和3年度 AI人材連携による 中小企業課題解決促進事業 (産業界による中学・高校等の デジタル関連部活支援可能性調査)」
理系の大学入学者の女性率
ただ、以下グラフを見ると理系の大学入学者の中で女性の割合は年々増加していることがわかる。 「理系=男性」の偏見も年々解消されつつあると考えられています。
事実、理系を重視した女子校の人気が高まり、倍率や偏差値が上昇している傾向にあります。
・豊島岡女子学園中学校:生徒に数学を学習し続けてもらうため、私立文系コースを廃止。
・ドルトン東京学園中等部:得意なことをとことん伸ばす、というモットーのもと、中間・期末テストを廃止し、理系科目に興味があれば 数学を集中的に学べる環境をつくっている。
<参考>理系だらけの女子校、期末試験ナシ、志願者殺到の進学校が打ち出す驚きの教育
プログラミング学習によるジェンダーギャップの解消
今後社会がますますデジタル化していく中でジェンダーギャップを解消す るためには、女子生徒の早期のプログラミング学習がますます重要になります。
将来を見据えたとき、IT分野における男女比に格差があるのは社会的損失でもあると同時に、お子さまの「未来の選択肢」を狭めてしまう可能性もあります。※約3,000人を調査(2023年2月時点)
2020年度から小学校の学習指導要領にプログラミング教育が新たに加わり、2025年には大学共通試験でも情報Ⅰが教科の1つとして組み込まれる予定です。また、新型コロナウイルスの影響から、社会全体としてDX化が一気に加速し、プログラミング教育に興味を示すご両親も急増しており、ますますプログラミング教育の需要が増えると予想しています。
プログラミング的思考や基礎知識を学べる初心者向けのコースから、多くの女子生徒さんにもプログラミングの入口として楽しんでいただき、今後のIT分野の女性比率の上昇に貢献していきたいと考えています。